手が挙がらない
手が挙げられないという症状があります。
痛くて上がらない場合とあげようと思って力を入れても上がんない場合。
痛くて上がらない人は棘上筋か上腕二頭筋の損傷で、後者はその筋肉が断裂している可能性があります。
棘上筋はよく言う「腱板損傷」とか「腱板断裂」と言われる症状で、上腕二頭筋は「力こぶ」の筋肉です。
どちらも切れると手が挙がらないのですが、どっちかだけだと切れていない筋肉に全部依存して挙げられます。ただ、上げる方向に制限ができます。
腱板損傷は正面から腕を上げる動きをする筋肉なので、正面から手を挙げる事ができません。
上腕二頭筋は「力こぶ」を出すように横から手を挙げる動作ができなくなります。
腱板断裂や上腕二頭筋損傷ではなく、四十肩五十肩の可能性もありますが、それは徒手テスト(動作を確認して損傷場所を特定するテスト)で判断します。
四十肩、五十肩は発症原因不明の肩の痛みです。
「脱臼した」「ブチっと音がしてから痛くなった」「昨日重たいものを持った」などの原因が思い当たらない、はっきりした原因がわからないけど肩が痛い状態です。
(ちなみに、三十代でなっても八十代でなっても四十肩、五十肩です)
三角筋周辺が熱を持つことが多く、手が痛くて挙げずらいか挙がりません。
年齢的に代謝機能が落ちて筋肉などの軟部組織の代謝が落ちて一時的に状態不良を起こします。約半年から一年ぐらい続くことが多いみたいですが、炎症状態(熱を持った状態など)が強くなければ揉みほぐすことで手を挙げられるようになりますが、症状は戻りやすいです。
腱板断裂や上腕二頭筋損傷と違ってほぐれると痛みなく手が挙がります(症状が強い場合はそんなに高々と挙げられませんが、解していけば徐々に挙がるようになります)
とりあえず、痛くて手が挙がらないときは病院か整骨院で見てもらうことをおすすめします。
四十肩、五十肩で痛み止めと湿布で、特にリハビリ通院必要ないなら、整体院でほぐしますのでご来院ください。
また、寒くなってくると以前肩を怪我した方や以前四十肩や五十肩になったことがある方も筋肉が収縮して痛みが出ることがありますのでご相談ください。